午前中に古屋副会長が、決算の支出の精算にきました。
本日から短大の講義が始まりました。新入生に自然観察の意義や環境教育の歴史等の基本的
内容で講義しました。自然界の危険な生物や植物の話もしましたが、カタツムリやナメクジの中に寄生虫が居て、触れない方がよいという話もしました。講義終了後、学生が「カタツムリに寄生して触角に寄生して、鳥に目立つ動きをして食べられたら、鳥の体内で幼虫になって鳥の糞と一緒に拡散する虫がいる」と話しかけてきました。次回の講義までに詳しく調べて報告する約束をしました。自然に関心の高い学生が居て楽しみです。
確かに「レウコクロリディウム」という恐るべき寄生虫がいて、カタツムリに寄生して、カタツムリの脳神経に作用して鳥の目立つ場所に移動させ、角の部分に移動して激しく動きます。鳥が気付いて食べられたら鳥の体内で増殖して、広く繁殖しています。人間の脳内で寄生して死に至ることもあります。その他肺虫(lungworm)とか広東住血線虫という寄生虫がいて動物や人間に害を及ぼす種類もあります。
本日は寒い日です。今年の春は少し寒い日が多いようです。樹木の芽も一気に開けずに、とまどっているようです。小淵沢あたりでは、コブシの花が満開です。桜の花も長持ちしています。オオムラサキ自然公園の様子を見に行きました。スミレやヘビイチゴ、カキドオシ等が満開です。水車小屋に通じる水路の土手にも草が萌えていました。土手に花崗岩が突き出ていますが、八ヶ岳の噴火でできた台地に花崗岩は珍しいことです。花崗岩のある南アルプスの地層がぶつかって、この辺りまで飛んできたかと想像しました。残念ながら地質学の専門家によりますと、八ヶ岳が
噴火でできる前は、八ヶ岳高原辺りは平地で、塩川や富士川が蛇行しながら移動を繰り返していて、その頃に上流から花崗岩が運ばれてきてごろごろしていた。やがて八ヶ岳が噴火して誕生したときに、八ヶ岳泥流の中に花崗岩が巻き込まれて、固まったという解釈です。
真っ青な空に飛行機雲が一筋、西に向かって引かれていました。椎茸が大きく成長していました。肉厚で直径14センチありました。今夜のおかずです。