夏休みが終わって、静かなこの頃ですが、午前中都内の小学生約100名が見学に訪れ、工作等を体験して帰りました。
生態観察施設ビバリウムの中には、まだオオムラサキの成虫がいます。羽化した順に施設内に放蝶していますが、数が少ないのでなかなか目にとまりません。樹液代わりの桃に、2頭のオスが飛来しました。お客様に見ていただけるように、縦横50センチの飼育ケースに入れてみました。元気良く羽ばたいています。
秋の企画展として、今年はクモを集めて展示します。一日2回くらいビバリウムの中のクモ巣を除去していますが、逆手にとってクモさんに登場していただこうと思います。捕まえたクモケースにイナゴモドキを入れましたら、オニグモはぱっと襲いかかって捕まえ食べ始めました。ジョロウグモは与えたショウリョウバッタが大きいせいか、ジット動きません。
クモは、糸が顔にかかった時など気分悪いですが、家の中のクモは、ダニやゴキブリを食べてくれますし、田んぼではウンカやイナゴを捕まえてくれる役に立つ生き物です。
よく見るときれい好きで、美しい体をしています。クモファンになりそうです。