昨年夏にくぬぎ台木の枝を切り落としました。その台木から芽が出ていました。昔は、クヌギのみずみずしい芽を摘んで、田植えの済んだ田んぼの苗間に敷き詰めました。刈敷(かっちき)と言います。この新鮮な芽は、水に溶けて豊かな栄養分を放出するのです。落ち葉や稲ワラは、田んぼの中で醗酵してガスを発散することがあります。このガスで稲の根が弱ってしまい、とぼれてしまいます。初夏に田んぼの中に、空間が出来ることがありますが、これがそうです。
ことしは、台木の枝を落としましたので、萌芽を摘んで田んぼに敷いてみようと思っています。本当に水に溶けるのかな。
朝から間伐作業に入りましたが、3本切ったところで雨が降ってきました。作業は中止です。午後は知り合いの不動産屋さんが、土手のコナラの大木を切って片づけて欲しいとの依頼です。切った木は全て差し上げますとのことで、見に行きました。20本以上のコナラの林です。景観上、少し残したいと思いましたが、斜面で倒れると危険なので全部伐採することにしました。天然更新で新しい芽吹きがあると思います。
3月中に完了する予定です。