本日は頼まれて、博士の学位記をもらいに名古屋大学に、車で行ってきました。用事を済ませた後、大学の博物館を見学してきました。名古屋大学は数人のノーベル賞の受賞者を輩出しています。昨年のノーベル賞では、物理学賞に益川敏英氏と小林誠氏が選ばれ、化学賞ではオワンクラゲから光る物質を抽出した下村脩氏が選ばれています。
受賞を記念して、研究成果が展示してありました。3人ともものすごい人だと思いますが、ものごとに挑戦するエネルギーが、ものすごいと感じました。また、成功のカゲには奥様やご家族のものすごい協力があったと思いました。子どもや奥様、助手がオワンクラゲを何百万匹も捕まえて、それを解体する役割は奥様でした。
昆虫の世界では、光る物質はルシフェリンという発光物質とルシフェラーゼという酵素にアデノシンサンリン酸、酸素等が作用しあって光ります。光るクラゲもルシフェリンがあると思われて、研究者は抽出に躍起になっていました。ところが、下村脩氏はルシフェリンが見つからないので、違う光る物質があるのではないかと
考え研究したそうです。発見は偶然からでしたが、発想を切り換えたことはすごいことです。
3人のように年齢を重ねても、少年のように何事にも挑戦する気概と探求心、行動力を持ち続けたいですね。