本日午後から北杜市景観策定委員会が開催されました。北杜の卓越した景観を開発等から守り、後世に伝えるための施策を検討しています。既に市民から検討を重ねた資料が提供されていて、それを更に熟成した内容にするため熟慮しながら検討しています。
景観は人によって価値観も感じ方も異なっています。それを最も多数の人々が「コレで良かった」と思えるように結論を出さねばなりません。私は、里山の田園と雑木林の景観を「里山の美学」として現代の人々に理解して欲しいし、後世に伝えていきたいと思っています。このことに力が入ります。
会議の議論を聞いていると景観と観光のバランスをうまくしないと、おかしな結論になってしまうと思いました。
駐車場を整備した位置から、富士山が見えるように樹木を伐採する意見が出ます。車の中から富士山を見るために駐車場を設置したのではありません。また卓越した景観を楽しむために訪れる観光客が多くなってきたために、景観を壊して駐車場を拡大したとしたら訪れる人々は激減することを覚悟しなければなりません。