田んぼで雑草のヒエ取りをしていると、コバネイナゴが飛び出します。このイナゴは、カルシュウムなどの栄養価が高く食用になります。子どもの頃、竹筒に布袋をくっつけてイナゴを袋の中に採取したモノです。イナゴの姿そのままを、油で炒ったり佃煮にしたりして食べます。地域によっては、イナゴの佃煮として販売しているところもあります。北杜市辺りでは、イナゴとヘボ(クロスズメバチ)をタンパク源として食べますが、長野県では、この他に川に生息するザザムシや蚕のサナギ、ゲンゴロウなども食べます。長野県民の高齢者寿命が高い理由の一つに、こうした虫を食べる習慣を上げる研究者もいます。