午前中ご近所の方が来ましたので、居間でココアを飲みながら世間話をしました。昔はお茶を飲み歩くことが多くあって、子供の頃は母親に連れられて、ご近所によくいったものです。
最近は無縁社会と言って、人のつながりが薄くなって孤独死の話も聞くことがあります。人との関わりを好まない人も多くなっているようです。
仲間で共同の墓を持って、亡くなると共同の墓に葬られる事例をテレビで放映していました。先祖からの墓を潰して、仲間の墓に入るので寂しくないと思っているそうです。ある老夫婦は、都会にでてしまった息子に、田舎に帰って墓を守れとは言えないと言ってました。家族って何でしょう。共同体って何だろう。
私の母はお見合いをすることもなく、親戚に紹介されて親戚の家に嫁ぎました。戦前は年貢米で生計を立てている家で育った父は戦後の変改に右往左往するばかりだったそうです。母は苦労しながら嫁いだ家のことをとても心配していました。 私は家族の生き様を見てきたので、生まれた家に愛着を持っています。そして苦労した母が眠る墓を守ることが恩返しだと思っています。
古い人間だと思われますが、人間の生き様が絆を繋ぐ一つだと考える年になったなと思います。
家族の絆の崩壊が、地域の絆の崩壊になって、やがて集落が消えてしまい、社会全体の絆が薄くなっていくのではと思います。お~いふるさといいぞ~い! ちょいと堅い話でした。
ウサギ追いし彼の山~ こぶな釣りし彼の川 夢は~今もめぐりて~ 忘れがたき故郷~
午後から北杜市の景観策定委員会が開かれ、一年間話し合ってきた北杜市景観計画の素案がまとまりました。今後議会審議や市民のヒアリング等を経て、具体化していくと思われます。魂のこもった景観計画の実践を望みます。