今日の山梨日々新聞「ふるさとの地平」に私たちの活動に関する記事が掲載されています。今回はオオムラサキやオオクワガタの視点から、里山の生態系をクローズアップしました。(新聞記事に対して意見が寄せられました。記事の表現が暗く、いつもの明るい活動が表現されていない。写真が老けている等です。)
里山は人と自然が関わり合っている日本独特の文化・文明です。そこでは、人間がおごることなく、強制力で作り上げることもなく、自然の仕組みや恵みをうまく利用してきました。ですから里山文化は、崩壊することもなく持続できたのです。
残念ながら、わずか数十年で里山の仕組みは壊されています。その結果(全てではありませんが)日本人の心まで、変わってきています。
人間が生物が多様な環境に、何故こだわるのか。地球は食べる食べられる関係の食物連鎖によってバランスを維持してきました。生物が多様な環境は、食物連鎖が豊かでバランスが保たれている証拠
です。食物連鎖の頂点にいるのが人間であるなら、小さな生物が住めない環境は、人類も生きていけないでしょう。私たちが大きな犠牲を払って、そのことを学んだことが、汚染された魚介類を食べたことによる水俣病等の犠牲です。生物が多様でない環境は、人間も生きにくいということです。
お盆が近づいてきたので、庭の手入れをしました。植木を刈り込んでいると、手に激痛が走りました。見るとキイロアシナガバチの巣に触れてしまいハチの一刺しです。たかがアシナガバチと軽く思
ってはいけません。毒はキイロスズメバチと同じです。刺されると体内にIGE抗体というタンパク質が生成されて、何回も刺されるとこの抗体にハチの毒が作用してショックをおこします。死に至ることもあり、人間が動物に襲われて死亡する件数はハチが一番多いのです。以前はハチの巣を取って、蜂の子を食べてしまい
ましたが、最近は刺されない以上はそっとしておきます。
庭先に植えたトマトやピーマンが病気にならずに豊作です。こんなにトマトが収穫できた年は、ありません。猛暑でベト病菌が動けないようです。ご近所も大きなトマトをくれました。トマト三昧です。今年は変わった形の野菜苗を植えましたので、変わった形のピーマン?がなりました。楽しいですね。カマキリ君も何やら楽しそう。
夕焼けが真っ赤に染まっています。明日は雨予報なのに夕焼けとは珍しいことです。庭の手入れを
していると市長さんが、立ち寄りました。何って簡単な会話をして、お帰りになりました。
今日の歌「赤とんぼ」