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今年植樹する山の図面を市役所にもらいに行きました。現場と図面と所有者を確認しておかないと、他人の土地に植え付けた場合トラブルになることもあり、気をつかいます。(ま~怒られたことはありませんが)あちらこちらあるきましたが、標高差が100メートルくらいある山がはげ山になっていました。頂上まで登ってみましたら、視界が360度の大パノラマです。八ヶ岳、金峰山、茅が岳、南アルプス、富士山がよく見え、絶景じゃー。が、遮るものがないので、八ヶ岳の風の又三郎が冷めた~~い。寒いとどうして尿意が近くなるのでしょうか?。 寒いときには、逆に熱を逃がしてしまうのではないかと思うのですが。人生最大の疑問です。どうでもよいことかも。 十数年前、オオムラサキ観察道沿いの県有林のアカマツを伐採した後地に、当時の頭の柔らかい担当者の粋な計らいだったか記憶にありませんが、クヌギとエノキを植えた山に行ってみました。クヌギは薪炭やキノコ栽培の原木に使える太さに成長していました。エノキは大小あり、日当たりの良い場所のエノキは成長が良いようです。 オオムラサキの保護活動が始まった頃は、この辺りは細い道があるだけで、時たま犬が通るくらいでした。今は舗装されて、家が随分建ちました。林の中を歩いていると、犬の散歩のご婦人から何をしているのか話しかけられました。オオムラサキの幼虫を調べてますと答えましたが、何か怪訝そう。 オオムラサキの生息地では、エノキの根元の落ち葉を裏返すと幼虫が張り付いています。エノキの根元の落ち葉を掴んで裏返してみましたが、なかなか幼虫がみつかりません。 太めの根元の落ち葉を裏返してみると、お!1匹いました。よくいたなーと感激です。細いエノキにはいません。移動して太めの根元をめくってみると、お!・・・2匹いました。オオムラサキによく似たゴマダラチョウの幼虫もいました。出会えた数は少ないですが、越冬幼虫が見つかったということは、ここに確実に定着していることが分かりました。3月までに仲間たちと、広く調査したいと思います。 今日の雑木林を見て、今私たちが続けている植樹活動が十数年後には、こんな風になるのかと思うと、勇気が湧いてきました。植樹活動の仲間たちに、この雑木林を見せたいと思いました。 この雑木林があれば、オオムラサキの生息地が次世代に残せます。県の皆様、この雑木林を持続させてください。必要ならば、私たちも下刈りに参加しますよ。県有林ですから改植しない限り残せると思います。 昨日、市役所で行き会った知人の不動産屋さんが、最大級のオオムラサキ生息地である深沢川の斜面を市に買い取ってもらい保存しないと、残せないかも知れない。気がついたら中国人に買い取られていたでは、すまされないことと力説してました。 確かに民有林では、いつかは売却してしまうでしょう。何故なら、雑木林を生活で使っていませんから。 誰が仕掛けたか採集トラップ
by atobe-oomurasaki
| 2011-01-14 22:36
| オオムラサキの話
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