今朝は7時30分から集落役員8名で3カ所の水田の坪刈りを行いました。この行事は江戸時代から毎年稲の収穫期に、村役人が行ってきました。明治の初めまでは名主が務め、それ以後は集落の役員が行っています。
集落内の上、中、下の決められた田圃の稲をブンマワシと呼ばれる円形に一坪を測れるコンパスを使って、円内の稲株を刈り取ります。刈り取った株数と一株の茎の本数を記録します。一週間乾燥させて籾にして枡で量を測ります。この測定結果は、集落内全戸に告知します。
昔は年貢の基準に使われたようですが、現在は年貢はありませんので、坪刈りの行事だけが伝統行事として続けられています。こうした行事はほとんど中止してしまい、現在も続けられていることは貴重なことです。
午後から我が家の田圃の水はけをよくする溝を掘り続けました。それにしても何と暑い日でしょう。汗がたらたら流れます。スコップで土を土手に盛り上げます。バンザイ! 排水口につながりました。湧き出る水を溝に導くと流れ始めました。うまくいけば数日で、溜まり水が減るはずです。
百姓はたいへんだ~。でも血糖値調整など成人病改善には、役だってっます。
追伸 NHK「小さな旅」番組を見て静岡県や千葉県から、米を譲って欲しいという問い合わせがあります。我が家は自家米以外はJAに供出してしまいます。JAの「りほく米」が賞味日本一です。そちらをお求めください。