夕方、30日に行われる落ち葉プールの話題になり、その中で落ち葉のかき方や運び方にも、昔の人たちには経験と知恵があったということを若い職員に話しました。
私が子供の頃には、親の手伝いを半ば強制的にやらされました。林の中の落ち葉は、竹製のコマンジャレ(熊手)で掻き集めました。この道具で落ち葉を集めますと、金属製の熊手のように引っかからないで、上手くはくことができます。そして落ち葉が一定方向に揃って集めることができ、それを長い棒で挟んで運びます。竹製の熊手で上手く集めた落ち葉は、崩れることがありません。金属製の熊手は、落ち葉がバラバラに集まりますので、棒で挟んだり束にする時、バラけてしまうのです。先人たちの知恵や技を、子供たちに伝えなければいけないと思います。
ニュースで学童保育と子供広場?が統一されるということで、親が心配していると報じていました。私が子供の頃は、親は農作業で家にはいませんから、学校から帰ると近所の子供のたまり場に集まって暗くなるまで遊びました。おやつなど与えられませんでしたが、生きる力は自然に蓄えてきたように思います。当然、いじめや喧嘩もありましたよ。今考えると、悔しい思いや友に助けられたこと等の経験が、自分たちを成長させてくれたと思います。