今日は休館日。朝寝坊した朝食の時、窓から見える凍てついた甲斐駒ケ岳が凛としています。庭の樹高10メートル以上のハクモクレンの花芽が、春よ来いと歌っています。今朝は寒いですが好天で、早春を感じさせます。
風にハクモクレンの梢が揺れている姿を見てると、心の中に何か湧いてきます。子供の頃の日だまりの匂いとかウキウキした感じとか病で倒れた友のこととか・・・年のせいでしょうかね。皆さんは、そういう時ってないでしょうか。過去を振り返る人は、進歩が止まっているとどなたか言ってましたが、過去を振り返ることは、感性を研ぎ澄ますとも言われます。
「春よ来い」松任谷由美
昼食に大泉町にあるトンカツ屋さんに行きました。帰り道、崩れかかった土蔵がありました。車停めて見てみましたら、広い敷地に雑草が生い茂っていました。大きな土蔵で昔は年貢米を入れた土蔵だと思います。これだけの土蔵を作れるのは、かなり財力があった家でしょう。昔、ここにも人々の物語があったのでしょう。廃屋の雰囲気に、何故か惹かれてしまいます。